こんにちは!
今回は、やりたいことが見つからない20代女性に向けてのお話です。
私は銀行員時代「今の仕事に不満はあるけど、何がやりたいかと言われると何もない…」という不安を抱えていました。
勢いで仕事を辞めてもやりたいことは見えてこなくて、将来への不安と自分への苛立ちは日に日に募っていきました。
一生のこのままモヤモヤした気持ちで生きていくのかと思っていましたが、25歳で起業して今はやりたいことをしながら生きています。
そこで、私がやりたいことを見つけるまでの歩みを振り返ってみました。
やりたいことを見つけるためにどんなことをしてきたのか、何かひとつでもヒントになることがあれば幸いです。
やりたいことが見つからなくてとにかく毎日が不安
私は25年間生きてきて、自分で「やりたい」と思って何かを始めたことがほとんどありませんでした。
末っ子で育ったこともあり、習い事も部活も受験も迷ったら姉の真似をして生きてきました。
また、何か主張をしても末っ子って家族の中ですぐねじ伏せられるものです(笑)
そんな感じで育ってきたため、基本的にやりたいことは人任せで、自分で選択することがとにかく苦手でした。
次第に自分のやりたいことを考えることもなくなり…今考えれば完全に思考停止状態。
そのまま大人になった私は、就職先に不満を持って転職を考えるようになります。
「やりたいことがない。」
夢、理想、将来…何も思い浮かんでこないのです。
自分の頭の中の「やりたいこと」の部分だけポッカリ黒い穴が空いたみたいに。
でも、現状の不満は腐るほど出てくる。
周りの友人はやりたいことを見つけたりしている中で、自分だけ取り残されているような気がしました。
なんだか自分がものすごくダメ人間な気がして涙が出ました。
子供の頃は周りの大人の言うことを聞いて同じ型にハマることを正義とするのに、大人になった途端「個性を持て」とか「やりたいことをやれ」なんてあまりにひどいじゃないかと。
こんな時まで周りを責めたくなってしまい自己嫌悪に陥っていました。
このままじゃいけない、と毎日焦りながらGoogleの検索窓に「やりたいことが見つからない」なんて打ち込んでもピンとこない。
とりあえず仕事を辞めてみたけれど、それでも何も出てこない。
この時の私は「やりたいことを見つけないと人生終わってしまう」という不安でいっぱいいっぱいになっていました。
参考記事:銀行辞めて良かった!6年目に辞めた私が退職から1年経って思うこと。

25歳女の私が転職の前にやった3つのこと
25歳の時の私は「やりたいことを見つけないと!」とある種の強迫観念に駆られていました。
やりたいことがないままフラフラ転職しても、また同じことの繰り返しになってしまう、と。
そして、仕事を辞めても自分の頭の中に何も思い浮かばないと分かった頃から「ずっと考えているだけでは何も生まれてこない」と思い始めました。
いろいろな職業を調べたり新しいものに触れるよりも、まず自分の考えを掘っていくことが必要だと。
結局自分が何を好きで何が嫌いなのかが分からないと、新しいものに出会っても判断がつかないという考えからです。
まずは自分の頭と心の中を整理して、メモに書き出していくことにしました。
ここでは、具体的に何を書き出してどう整理していったのかを紹介させていただきます。
自分の中の好き、嫌い、得意、苦手、を深く知っていきましょう。
1.ハードルを下げて考えていく
まずは「やりたいこと」のハードルを低くして考えることにしました。
〇〇関係の職場で働きたい、〇〇になりたい…とか仕事とかお金を稼ぐことは置いといて、制限を外して考えていきましょう。
美味しいもの食べたい、友達と遊びたい、お金が欲しい…とか。
「働く」とか仕事についての話を切り離せば、自分の中で「当然やりたいでしょ」ってことってあると思うんです。
頭の中が真っ白の頃に比べると、少しずつ埋まってきました。
自分にとっての”当たり前”を書き出していくと、改めて自分の好きなことや生きていく上で大事にしたいことが見えてくると思います。
私の場合は、美味しいものを食べたい、友達と好きな時に遊びたい、夫と休みを一緒にしたい、たくさん寝たい、旅行に行きたい…とかそんな感じでした。
煩悩の塊みたいですね(笑)
今見返すと、銀行員時代は平日はずっと仕事でまとまった休みがなかなかなかったので「好きな時に遊ぶ」ということに憧れがあったように思えます。
逆に、物欲や都会の生活に興味はありません。
キラキラした生活を送るよりも、会いたい人にいつでも会えたり家族を大切にしたり、時間を自由に使えることが私の中で大事にしたいことだと気づきました。
2.やりたくないことを書き出す
次は「やりたくないこと」を書き出してみましょう。
一つ目が書き出せなかった人はこれだけでもOKだと思います。
人って、やりたいことよりやりたくないことの方が不思議とどんどん出てきます。
私も「やってみたいことは特にないけど、やりたくないことはいっぱい!」というタイプでした。
その時に私が書いたやりたくないことの一部を上げると、
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まあ、普通に会社員をやっていたらやらなきゃいけないことばかりですね。
でも大事なのは、ここで「普通はやらなきゃいけないしな」とか「みんな我慢してることだし」と考えないこと。
やりたくないことというのは、その反対側に自分のやりたいことが住んでいることがあります。
常識や「世間はこうだから」と周りを気にして出す答えは、本当の心の声からずれてしまいます。
しっかりと本当にやりたくないことを炙り出していきましょう。
3.やりたくないことをしなくて済む道を考える
やりたくないことが出尽くしたら、どうやったらやりたくないことをしなくて済むか考えていきましょう。
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こんな感じで極力やりたくないことをしないで済む働き方を考えていきましょう。
もしかしたら100%やらないで済むのは無理かもしれません。
実際入社してみないと分からないこともありますしね。
私の場合は、結果的に起業したおかげでほとんどほぼ100%やりたくないことはしないで済んでます。
でも、起業しなくてもこれってけっこう減らせると思うんですよね。
例えば、細かい数字の作業がない仕事とか、家の近くの職場とか、飲み会が少ない職場とかは普通に探せたかなと思います。
自分のやりたくないこともよく把握せずに意思もなく就職をしてしまったことで、わざわざ苦手や嫌いが詰まったところで働いていたのです。
つまり、昔の私は自分のやりたいことはおろか、やりたくないことにも向き合えていなかったんです。
転職活動をする前にこの作業をしたことで、いかに前の職場が自分に合っていなかったがよく分かりました^^;
自分の心の声を知って、なるべく苦手や嫌いがない場所で過ごせるようにしましょう。

まず「できること」を増やそう
やりたいことが見つからない人は、まず自分の「できること」を増やしていきましょう。
私はやりたいことが見つからないことに加えて、自分に特別できることがないという悩みがありました。
それは、いつも私の心の真ん中で存在感を放つコンプレックスのようなものでした。
私はやりたいことが見つからないままとりあえずブログを始めたのですが、この「私には何もできない」という悩みは起業してすぐに解決しました。
自分でビジネスをすることで「できること」は日々増えていきます。
サイトを作れた、ブログを書けた、画像の編集ができた、など小さなことから始まりましたが、わずか3ヶ月後には月収20万円を自分の手で稼ぐスキルが手に入りました。
これでもう「特別できることがない」という状態からは抜け出せました。
自分で稼ぐチカラが身についてくると、少しずつですがやりたいことがうっすら見えてきた気がしました。
まだ曇りガラス越しに見えているようなハッキリとしないものでしたが、確かに「私のやりたいこと」がその先にあったような感覚があったのです。
私は、やりたいことがない人はまず「できること」を増やして見える世界を広げてみればいいのではないかと思っています。
私は狭い世界で、人任せに、これまで生きてきて「できること」もなかった。
でも、自分で選んでスキルを手に入れたことで、自信もついてどんどん新しいことを習得したくなりました。
そしてまたスキルを習得して新しいことにチャレンジして…その繰り返しでやりたいことが段々鮮明に見えてきました。
以前の私は「自分は何もできない」と決めつけて何かにチャレンジする気持ちがなくなり、視野が狭くなっていました。
でも、自分の「できること」が増えていくと自信もついて視野も広がり、色々なことにチャレンジしたいという気持ちになります。
やりたいことを見つけてから動き出すのではなくて、動き出すのが先ということですね。
正直やりたいことなんてなくてもよくて、一生それを探し続ける人生でもいいのかなとも思います。
だから「やりたいことが見つからないから私の人生終わり」なんて昔の私みたいに悲観的になる必要はないです。
でも、探すことを諦めてしまっては今まで通り平凡でツマラナイ人生が広がっているだけです。
やりたいことが見つからなくて動き出せない、という方はまず自分の「できること」を増やすために動き出してみましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
海が近くにある大好きな街で、好きな時に起きて、好きなだけ働いて、好きな人とだけ過ごす...こんな自由な生活をしています。
今でこそストレスフリーな生活を送っている私ですが、つい最近までは普通の銀行員で家と職場を往復するだけの平凡な毎日を過ごしていました。
やりたいことはもちろん、これといって得意なことも、夢中で打ち込めるものもありませんでした。
では、私はどうやってここまでたどり着いたのか...興味がある方はよかったら私のプロフィールをご覧ください。
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