こんにちは!
今回は、画像編集ソフト「Photo Scape(フォトスケープ)」で背景透過をする方法を解説させていただきます。
PhotoScapeは無料で使える便利な画像編集ソフトで、ブログ運営には欠かせないツールとなっています。
画像の人物や背景を透明にする方法は難しい作業に思えますが、PhotoScapeの「カットアウト」という機能を使えば簡単に処理ができるんです。
ここではカットアウトの使い方を中心に透過処理について詳しく解説させていただきますので、画像加工機能をマスターしていきましょう^^
背景透過とは?
背景透過とは、画像の背景を透明化することを指します。
背景透過した画像を他の背景と組み合わせると、背景が映らず物体だけを合成することができます。
例えば、この画像の猫だけを残して背景透過してみましょう。

背景透過処理をすると、このような形になります。

この画像を他の画像を組み合わせると…

このように、最初の画像の背景は反映されずに猫だけを合成させることができます。
毎日使うかといったらそんなことはありませんが、やり方を知っておくと便利です^^
PhotoScapeで背景を透明化して消す方法
それでは、PhotoScapeを使って背景を透過する方法を解説させていただきます。
PhotoScapeでの透過処理には「カットアウト」という方法を使います。
カットアウトでの処理は、以下の3つの方法のいずれかを使用して行います。
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ここではそれぞれの使い方を解説して行きますので、好みの方法で透過処理を行ってくださいね^^
※ここでは私が普段から使用しているMac版「PhotoScape X」を使った解説となります。
マジック消しゴムの使い方
マジック消しゴムは、ワンクリックで透過処理ができる機能です。
レイヤーをクリックするとその近似ピクセルが透過されます。
基本の使い方
ここでは、画像の星の黒い部分だけを残して水色の背景部分を全て透過処理していきます。

まずは「カットアウト」で画像を選択し「マジック消しゴム」を選択します。

ポインタが出現します。
透過したいところならどこでもいいのでクリックをしてみましょう。

すると、クリックした部分の近似ピクセルが透明に変換されました。
今回は星の枠線だけ残しますので、内側の水色の部分もクリックして透過させます。

透明化したい部分の選択が終了したら、右側にある「適用」をクリック。
そして「保存」をしましょう。

続いて、補足として今回使わなかった項目についても説明させていただきます。
補足編〜許容値〜
「許容値」では、消去する色の範囲を指定することができます。
許容値を低く設定すると、クリックしたピクセルと非常に近いカラー値の範囲のみが検出されて透過されます。
許容値を高く設定すると、より広いカラー範囲が検出されて透過されます。
この辺りは使いながら慣れていくと思います^^
補足編〜隣接〜
「隣接」にチェックを入れると、クリックしたピクセルに隣り合うピクセルのみが透過されます。
より細かく透過部分を指定したい時に使います。
クリックしたピクセルとカラー値の近い範囲をすべて消去するには、このチェックを外しておきましょう。
補足編〜アンチエイリアス〜
「アンチエイリアス」にチェックを入れると、透過する範囲のエッジが滑らかになります。
基本的にはチェックを入れたままにしておけば間違いないでしょう。
補足編〜透明ピクセルをトリミング〜
「透明ピクセルをトリミング」にチェックを入れると、自動的に透明だけの余白部分が排除されトリミングされます。
透明な余白が多く残った画像をそのまま扱うと、レイアウトの時のサイズ調整が面倒になります。
こちらにチェックを入れておけば透過部分が自動的に排除されて必要最低限の大きさにすることができますので、チェックを入れたままにしておくことを推奨します。
補足編〜マスクを反転〜
「マスクを反転」を選択すると、画像の透過した部分と残す部分が反転します。
上の画像の場合なら、星の黒い部分が透過して水色の部分だけが残る形となります。
マジック消しゴムの説明は以上となります。
こちらの方法は、写真や複雑な絵よりは、線がハッキリしていてピクセルの境目が分かりやすい画像を透過処理する時の使用がオススメです。
なげなわの使い方
なげなわは、透過する部分を自分で線を描いて指定できる機能です。
基本の使い方
ここでは、画像の2つの林檎だけを残して背景部分を全て透過処理していきます。

まずは「カットアウト」で画像を選択し「なげなわ」を選択します。
ペンのマークは「+」がついている方を選択してください。
※「−」マークは透過選択した部分を復元したい時に使います。

ポインタを動かしながらオブジェクトの輪郭をなぞっていきます。
ミスをした場合は「取り消し」または「−のペンマーク」を選択して復元したい部分を選択しましょう。

そのままだと林檎の部分だけが透明になってしまいますので、選択が終わったら「マスクを反転」をクリックしましょう。

反転ができたら「保存」をクリックで完了です。

続いて、補足として今回使わなかった項目についても説明させていただきます。
補足編〜パスを閉じる〜
「パスを閉じる」にチェックを入れると、線を引いた時に自動的に透過範囲が選択されます。
線を引いている時にマウスから手を離すと、このように線を引いた部分までが選択されます。

「パスを閉じる」のチェックを外すと、自動的な選択がなくなります。
一度マウスを離しても続きからスタートすることができます。

「esc」キーをクリックすることで一段階前に戻ることが可能です。
補足編〜アンチエイリアス〜
「アンチエイリアス」にチェックを入れると、透過する範囲のエッジが滑らかになります。
基本的にはチェックを入れたままにしておけば間違いないでしょう。
補足編〜透明ピクセルをトリミング〜
「透明ピクセルをトリミング」にチェックを入れると、自動的に透明だけの余白部分が排除されトリミングされます。
透明な余白が多く残った画像をそのまま扱うと、レイアウトの時のサイズ調整が面倒になります。
こちらにチェックを入れておけば透過部分が自動的に排除されて必要最低限の大きさにすることができますので、チェックを入れたままにしておくことを推奨します。
なげなわの説明は以上となります。
自由に透過範囲を指定したい場合はこちらの使用をオススメします。
ブラシの使い方
ブラシは、透過する部分を塗りつぶしながら指定ができる機能です。
基本の使い方
ここでは、画像の猫だけを残して背景部分を全て透過処理していきます。

まずは「カットアウト」で画像を選択し「ブラシ」を選択します。

あとはポインタを動かして透過させたいところを塗りつぶすだけです。

ブラシのサイズは右側の項目で調整ができますので、細かい部分はサイズを小さくして塗りつぶしていきましょう。

全て塗りつぶしたら「保存」をクリックで完了です。
続いて、補足として今回使わなかった項目についても説明させていただきます。
補足編〜アンチエイリアス〜
「アンチエイリアス」にチェックを入れると、透過する範囲のエッジが滑らかになります。
基本的にはチェックを入れたままにしておけば間違いないでしょう。
補足編〜透明ピクセルをトリミング〜
「透明ピクセルをトリミング」にチェックを入れると、自動的に透明だけの余白部分が排除されトリミングされます。
透明な余白が多く残った画像をそのまま扱うと、レイアウトの時のサイズ調整が面倒になります。
こちらにチェックを入れておけば透過部分が自動的に排除されて必要最低限の大きさにすることができますので、チェックを入れたままにしておくことを推奨します。
補足編〜マスクを反転〜
「マスクを反転」を選択すると、画像の透過した部分と残す部分が反転します。
上の画像の場合なら、猫だけが透過して背景部分だけが残る形となります。
補足編〜カラー選択〜
塗りつぶした箇所のカラーを選択することができます。
デフォルトは黒くなっていますが、黒い対象物を塗る場合は区別がつきづらいので別のカラーに変えるといいでしょう。
対象物ごとに、境目が分かりやすいカラーに変更すると分かりやすいかと思います^^
ブラシの説明は以上となります。
透過範囲を細かく調整したい場合はこちらの使用をオススメします。
まとめ
画像編集ソフト「Photo Scape」を使って背景を透過する方法を解説させていただきました。
背景を透明化して消す操作には3つの方法がありますので、編集する画像の特徴に応じて使い分けてもらえたらと思います。
背景を透明にできたら、次は画像の合成にもチャレンジしてみて下さいね^^
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
海が近くにある大好きな街で、好きな時に起きて、好きなだけ働いて、好きな人とだけ過ごす...こんな自由な生活をしています。
今でこそストレスフリーな生活を送っている私ですが、つい最近までは普通の銀行員で家と職場を往復するだけの平凡な毎日を過ごしていました。
やりたいことはもちろん、これといって得意なことも、夢中で打ち込めるものもありませんでした。
では、私はどうやってここまでたどり着いたのか...興味がある方はよかったら私のプロフィールをご覧ください。
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