ブログをはじめとしたネット起業について「社会からドロップアウトした人がやるもの」みたいな捉え方をする人が多いなと感じます。
気持ちも分かるんですけど、それが全てになってほしくないと私は思っています。
そこで今回は、みんながもっと普通の選択肢としてブログなどのネット起業を選べるように、ネットで起業することについての捉え方をお話ししてみます。
よくある「最後の手段」という捉え方
ブログなどのネットのシゴトって、社会からドロップした人の最終手段みたいに思われがちだなあと感じます。
実際、私も銀行を辞めてブログを始めたのでそう考える人の気持ちが分からない訳ではありません。
私も「普通に社会で働くのは無理だな」と思ってた時にブログを始めたので「社会で働けないからブログをやる」という気持ちに少し近いものがありました。
ブログって普通に頑張れば、普通に稼げるようになるので、社会人に比べたら最初のハードルが低いです。
年齢も資格も学歴も関係なく、面接もなく気軽に始められるし、初期費用も比較的安い。
そして、発信者も「社会からドロップアウトした俺が…」とか「人生のドン底だった私が…」みたいな感じでブログ起業を語る人も多い。
普通にサラッとブログを始める人ももちろんいるんだけど、やっぱり「ドロップアウト→ブログ」という人の方が目立ちますよね。
そして、今闇にいる人はそんな人たちに自分を投影させてブログをスタートさせる。
だから「もうこれしかない…」みたいな感じで最後の手段的にブログを始める人が多いのだと思います。

「社会で成功できないからブログで」は違うと思う
ブログやネット起業を最後の手段と捉える方は一定数いるみたいですが、私はその考えが全てになってほしくないと思っています。
特に「一般社会で成功できないからブログで…」みたいな考え方では、なかなかブログでも成果は出ないと思っています。
ブログは参入障壁も低く、気軽にスタートができるので「社会でうまくやれなくてもブログなら大丈夫」と思うかもしれません。
でも、個人でビジネスをすることって基本的に全て自己責任です。
何があっても自分の身は自分で守る必要があるし、常に自分で考えて行動を起こしていく必要があります。
出勤していれば給料が出る会社員と違って、安定した収入が保証されているわけでもなければ福利厚生や社会福祉の保証があるわけでもありません。
長期安定的にビジネスを続けていくとなると、普通に会社で働くよりも大変なことは多いです。(その代わり普通に会社で働いていてはできないことも体験できます!)
ちょっと前までは、ブログで稼げるのは5%なんて説もありました。
この説はどうやって統計をとって算出された数字なのかは分かりませんが、それだけ成果を出すのにみなさん苦戦されているということです。
ある程度の時間と収入の余裕を手に入れるまでは努力が必要ですし、最初から楽を出来るわけでもありません。(それでも他の自営業に比べたら圧倒的に結果が出やすい世界ですけどね!)
少なくとも私は、片手間に軽い気持ちでやっている人で上手くいっている人を見たことがないですし、会社で働いてるとき以上の覚悟と熱意を持って取り組んでいる人が多いと感じます。
ですから「社会で成功できないけどブログならいけるかな…」という考えで成功する確率は、ものすごく低いんじゃないかなと思うのです。

リアルもネットも根本は一緒
銀行員として6年間働いてからブログを始めてひしひしと感じているのが、ネットのシゴトもリアルビジネスと根本はなんら変わりはないということです。
私は人間関係だったり細かい作業が苦手で銀行から逃げるように仕事を辞めました。
ブログを始めた時は、このシゴトなら人に会うこともないし、細かい作業もないと思っていました。
でも、それは大きな間違いでした。
コンサルを受けるととき、起業家仲間と会うとき、メルマガ読者さんとの関わるとき、クライアントさんと関わるときなど、人との関わり方はめちゃくちゃ大事。
確定申告などの経理関係、目標設定、自己管理のために細かいことも考えなければいけません。(銀行の業務に比べたら全然軽い方だけど)
個人でビジネスを始めたからって、会社員の時に苦手だったことから完全に逃げられるわけではないんですよね。
先輩や上司に無意味にヘコヘコする面倒な人間関係はなくなりましたが、人と関わることはゼロになりません。
ビジネスをしている以上、ネットでもリアルでも「人に価値を届ける」という根本は全て同じです。
だから、リアルビジネスでめちゃくちゃ成功している人は成功しやすいでしょうし、何かと失敗や挫折が多い人はネットの仕事でも同じになると思います。
つまり、会社でうまくいく人は、起業してもうまくいくだろう。
会社でうまくいかない人は、起業してもうまくいかないだろうということです。
リアルビジネスでうまくいかなかったことは消えるわけじゃないし、苦手なことは一生つきまといます。
だから、どこかで立ち向かっていくしかないんです。

「なりたい自分」を叶えるための手段
ネットでもリアルでも、ビジネスとしての根本は同じというお話をしました。
「じゃあブログをシゴトにすることをどんな風に捉えればいいの?」と思うかもしれません。
私は、やりたいことを叶えたり「なりたい自分」を叶えるための一つの手段として捉えてもらえればいいのかなあと思います。
ブログだったりコンサルタントのシゴトも根本は会社員でのシゴトと同じですが、やっぱり自由度が段違いです。
仕組みができれば時間にも収入にも余裕ができるし、自分で自由に働き方をカスタマイズできます。
この自由度があれば、大抵の「なりたい自分」を叶えることは可能なのかなと思います。
・好きな時間に起きたい
・親に金額を気にせずプレゼントを買いたい
・平日にフラっと旅行に行きたい
・いつも家族と家で一緒に過ごしたい
正しい方向性で努力をすれば、こうしたことも叶えられます。
ただ、それを叶えるためには特別な裏技もなく、泥臭い努力も必要です。
苦手なことにも向き合っていかなければいけません。
ここまでくるとよく分かりますが、ブログをはじめとしたネットのシゴトって別に「社会からドロップアウトした人の最後の手段」でもなんでもないですよね?
普通のリアルビジネスと同じように、いいこともあれば大変なこともあります。
別に特別でもないし、社会不適合者の選択肢でもない。
「なりたい自分」を叶えるための一つの手段。
だから私は、普通に転職先を探したり、英語を学ぶために英会話教室に通うのと同じような感覚で、ブログ起業を選んでくれる人が増えるといいなと思います。

まとめ
今回は、ブログなどのネット起業についての私なりの考え方をお話しさせていただきました。
私は会社でうまくいかない人は、結局起業してもうまくいかないと思っています。
会社員の時に苦手だったことや逃げてきたことは、ネットのシゴトを始めたからといって無くならないし、逃げられるわけではありません。
むしろ、個人でやっていると誰にも押し付けることはできないので、余計逃げられないと感じます(笑)
だから「会社員としては生きていけないからブログやろう」という最終手段的な選択肢で捉えると大変なんじゃないかと思うんですよ。
自由や余裕を手に入れるためには、泥臭い努力や自分の甘さと向き合うことも必要です。
特別な裏技もない地道な取り組みは、リアルなビジネスと変わりはありません。
ですから、最終手段なんかじゃなくもっと普通の手段として、普通に社会である程度充実した日々を送っている人や新しいことを始めたい人にも、どんどんチャレンジしてほしいと思う今日この頃です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
海が近くにある大好きな街で、好きな時に起きて、好きなだけ働いて、好きな人とだけ過ごす...こんな自由な生活をしています。
今でこそストレスフリーな生活を送っている私ですが、つい最近までは普通の銀行員で家と職場を往復するだけの平凡な毎日を過ごしていました。
やりたいことはもちろん、これといって得意なことも、夢中で打ち込めるものもありませんでした。
では、私はどうやってここまでたどり着いたのか...興味がある方はよかったら私のプロフィールをご覧ください。
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