私は銀行員時代、ストレスの溜まる業務と低い収入のバランスがおかしいと感じていました。
ミスの許されない仕事に、きついノルマ、お局様やパワハラ上司のいびり…こんな毎日なのになんで手取りが20万円も超えないのだろうかと憤りがありました。
だから、いつもスマホでは「会社にバレない副業」や「土日にできる副業」みたいなことばかり検索していました^^;
当時の私と同じことを考えている銀行員の方は今でもたくさんいるようで、無料講座の読者さんから銀行員の副業に関する質問をいただきます。
「会社が副業禁止だけど、バレずに副業する方法が知りたい!」と思っている方が多いようです。
そういった方には、私はとりあえずブログをオススメしています。
ということで今回のテーマは「銀行員の副業」です。
私がなぜ銀行員の方々にブログをオススメするのか、そしてブログ収入が会社にバレない方法についてお話しさせていただきます。
銀行員だけど副業したい!
銀行員で「副業をしたい」と考えている方は多いと思います。
銀行員の給料って意外と低いんですよね…
銀行に勤めている方なら誰しも一度は「帰宅後の時間や土日を使ってお金を稼ぐことができないかな?」と考えたことがあると思います。
でも、銀行ってなぜか副業禁止なんですよね…(´Д` )
政府が副業解禁なんて言ったって変わりません。
銀行(だけじゃないけど)のエライ人たちって、伝統だったり古くからの風習を守るのが大好きなので(単に現状を変えるのがめんどくさいだけ)副業について多少緩くなるとしても当分先の話でしょう。
まずここでは、銀行が副業を禁止する理由や、バレたらどうなるのかについてお話しさせていただきます。
そもそもなんで副業って禁止されているの?
もともと、日本の企業が副業を禁止していたのは厚生労働省が作った「モデル就業規則」というものが原因でした。
企業が就業規則を作る際には「モデル就業規則」を参考にするのですが、その中に「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」という記述がありました。
これが副業禁止の根拠となっていたのです。
また、それが当たり前に浸透していたのは、日本に「社員は全ての能力を会社に捧げるべき」という考えが根付いていたからだと思います。
でも、よくよく考えてみると、就業時間外の行動なんて自由であるべきですよね。
土日は遊んだっていいし、ゴロゴロ寝てたっていい、その延長で考えれば副業したっていいはずです。
2018年は「モデル就業規則」が改定され「労働者は勤務時間外において他の会社等の業務に従事することができる」という規定が新設されました。
そのため、大企業も次々と副業・兼業を容認するようになり”副業元年”と言われる年となりました。

銀行が副業を禁止する理由
大企業が次々と副業や兼業を容認するようになりましたが、なぜ銀行はその流れに乗れないのでしょうか?
企業が副業を禁止していたのは、政府が決めたガイドラインの他に会社への損害や本業への支障というコトが理由があげられます。
- 副業をすることで疲労が蓄積し、本業に影響を与える
- 副業によって本業と競業、利益相反で会社に損失を与える
- 副業の業種によっては、本業の信頼を損なう
- 本業の情報が副業先に漏洩してしまう
などなど、会社への影響を危惧し副業を禁止していたのでしょう。
銀行がまだ副業を解禁しないのは、この辺りの不安が解決されたわけではないからでしょう。
また、ここからは私の個人的すぎる見解ですが…
対応がめんどくさい
という理由が大きいのではないかと思います。
銀行は短期間で規定などがめちゃくちゃ頻繁に変わるので、その度規定の差し替えや書式の変更に追われています。
そんな職場で働いていて分かったのが、エライ人たちはなるべく変わらなくてもいいものは変えたくないということ。
副業解禁になれば色々な手続きが増えたり、新しい規定を作ったりとめちゃくちゃ面倒な作業が待っています。
事務のやり方一つを変更するのもいくつも書類を作って実現するのに何年もかかるのに、副業解禁なんて何倍もめんどくさいでしょうね。
「ただでさえ規定や事務がコロコロ変わるのに、今の仕事に加えて面倒なコトなんてやってられないよ〜」という気持ちが大きいと思います。
現に、私が働いていた時のトップの方々は「とにかく自分がこの役職にいるうちは新しいことや面倒なコトをやりたくない」という意識が透けて見えていました。
確かに、減点方式の職場で失敗をすれば全て自分の責任になりますからね…
私は銀行がなかなか副業解禁にならないのは、副業解禁にした時の会社への影響そのものよりも、こうした”事を動かすエライ人たち”が「面倒だからやりたくない」と思っているのが原因なんじゃなかなあと思いますね。
参考記事:銀行の仕事がきつい理由は減点方式の評価制度にあると思う。減点主義の人事考課の現状
副業の線引きはどこから?
銀行では基本的に副業は禁止されています。
唯一認められているとしたら、相続で得た不動産の賃貸収入くらいです。
この賃貸収入については、法律で投資以外の副業が禁止されている公務員の方でも認められていますね。
これ以外で考える「副業」の線引きは、けっこう曖昧だと私は思っています。
ネットオークションやフリマアプリを使用している人なんてめちゃくちゃ多いですが、あれも副業っちゃ副業ですよね。
この副業の線引きについては、収入の継続性と雇用契約が目安かなあと思います。
あくまで個人的な見解ですが、セーフとアウトの例を考えてみました。
- ・フリマアプリでいらない洋服を売った
- ・親戚のお店を手伝ってお礼に1万円もらった
- ・ブログで毎月5万円のお小遣いを稼いでいる
- ・土日だけ近所のコンビニでアルバイトとして働くために契約をした
厳密に言えば全部ダメなのかもしれませんが、私は副業についてはこのくらいの線引きで考えています。
副業がバレたらクビになる?
副業をしようと思った時に、一番気になるのは「バレたらどうなるのか」ということだと思います。
会社のルールを破ってしまっているわけですから、クビになる可能性も大いにあります。
ただ、最近はどこの銀行も人手不足です。
横領とかの犯罪でもないですし、会社に損害を与えていないならば減給処分+注意で終わる可能性が高いでしょう。
やるならバレずにやる、もしくはバレるまでに安定して稼げるスキルを身につけるのが一番ですね。

副業にブログがオススメの理由
銀行員が副業をやるとしたら、バレずにやるしかありません。
小さい会社ならば、上司に掛け合えば副業の許可をもらえることもできますが、銀行の場合はそれも難しいでしょう。
そうなったら、バレずに副収入を得る方法を考えましょう。
私が銀行員の方にオススメしているのは「ブログ」です。
ここでは、実際に銀行員を退職してブログやコンサルティングで収入を得るようになった私が、ブログを副業にするメリットをお話しさせていただきます。
参考記事:銀行辞めて良かった!6年目に辞めた私が退職から1年経って思うこと。
時間と場所に捉われない
ブログはPC1台あれば作業ができるので、時間や場所に捉われずシゴトができます。
仕事から帰宅してから自宅で、土日のカフェで、職場の休憩中で…やろうと思えばいつでもどこでも作業ができます。
出勤による時間のロスもないので、空いた時間をそのまま作業に当てられるのも嬉しいところ^^
私は銀行を辞めてから本格的にブログ始めましたが、実は辞める前に夫のブログを少しだけ手伝ったことがあります。
その時は、お昼休憩の1時間でスマホを使って記事を書いていました。
PC1台どころか、ブログを書く作業ならスマホ1台で出来ます。スマートすぎます。
さすがに休憩中だけで1記事書くのは難しかったですが、それでも1記事の半分以上は書くことができましたよ^^
初期費用が比較的安い
副業をするとしたら、お金をかけずにということが大前提だと思います。
本業の収入が足りないから副業をやるのに、初期費用がめちゃくちゃかかるビジネスなんて手が出せませんよね。
ネットを使ったシゴトの中でも、ブログは初期費用が比較的安価です。
最初にかかる費用はというと、
- ・サーバー代→初期費用3,000円+月額費用1,000円=年間15,000〜16,000円程度
- ・ドメイン代→年間1,000円程度
- ・テンプレート代→8,000〜25,000円程度
あとはネット代くらいなので、月数千円でビジネスが行えます。
この安さなら、副業でもとりあえず始めるということが出来るのではないかと思います^^
ネットのシゴトの基礎が身につく
副業を始めたいという方の中には、ただ副収入を得たいという方もいれば「いずれそちらを本業にして銀行を辞めたい」という考えの方もいることでしょう。
銀行の退職を目指しているのならば、なおさらブログを始めることをオススメします。
ブログというとただただ記事を書くだけに思えるかもしれませんが、WEB上でシゴトするために必要な基礎的なスキルが身につきます。
- インターネット上で集客をするチカラ
- 文章を書くチカラ
- SEOに強いコンテンツを作るチカラ
- 行動を継続するチカラ
これ以外にも、画像や動画を編集するチカラだったり、各種ツールに強くなったり、とにかく色々なスキルが身についていきます。
それも「これを勉強しよう!」と一つずつ身につけていくというよりかは、日々の記事更新やタイトル作成の中で少しずつ色々なチカラが鍛えられていくような感覚です。
特に①の集客については、これを最初に学んでおくとどんなビジネスに移行しても活かすことが出来るのでめちゃくちゃ重要な部分です。
もしあなたがブログで培ったスキルを人に教えたり教材にして販売するとしても、集客は避けては通れない道になります。
こういった重要なスキルを初心者時代から自然に学ぶことができるので、まずブログを始めてみるのがオススメというわけです^^
参考記事:銀行を辞めて後悔はある?トレンドアフィリエイトを始めた結果や感想

副業禁止の会社にブログ収入がバレない方法
それでは、実際に副業禁止の銀行員がブログを始めたとして、どうやったらブログ収入を会社にバレないでいられるかというところをお話ししていきたいと思います。
副業が会社にバレる原因から、会社バレ対策の方法まで、詳しく解説していきます!
副業が会社にバレる2つの原因
銀行員(会社員含む)の副業が会社にバレる原因は、たった2つしかありません。
- 密告
- 住民税
密告の危険性
密告については「いやいや、ないでしょw」と言いたくなると思いますが、意外と危ないポイントなんです。
ちょっとブログで儲かるようになったり、休憩中に記事が爆発したのを見ると、思わず誰かに話したくなるものです。
仲の同期、先輩、後輩、信頼している人でも、誰がいつ口を滑らすかわかりません。
副業でブログを始めたならば、絶対に会社の人間には口外しないようにしましょう。
住民税の危険性
結構見落としがちなのが②の住民税です。
密告については会社の人間の耳に入らないように自分が気をつければいいだけですが、住民税は自分のうっかりミスでバレてしまう可能性があります。
副業で収入を得た場合、所得から経費を差し引いた金額が年間で20万円を超えたら確定申告をする必要があります。
住民税は、前年の収入に対して課税されるものです。
つまり、確定申告をしたことで本業+副業であなたの収入が上がるので徴収される住民税が上がります。
住民税は、基本的に給与から天引きする方法で会社が支払うものです。
給与から天引きして住民税を支払う場合、市役所から会社へ特別徴収税額通知書というものが届きます。
そこに所得の内訳が記載されているので、住民税が増えたことや会社の給与以外の収入があることがバレてしまうんです。
※確定申告しない=脱税です
厳密に言えば年間で20万円を超えなくても、副業で収入が増えた場合はその分の住民税を支払う必要があります。
ですが、ブログ収入は収入を証明する書類の確認が難しいので、黙認されているのが実情なんだとか…
住民税を普通徴収にする
確定申告をすると、住民税から会社に副業がバレてしまいますが、それを防ぐ方法があります。
それは、確定申告をする際に「普通徴収」を選択すること。
申告書の第二表(確定申告書の二枚目)の右下に「住民税・事業税に関する事項(または住民税の関する事項)」という箇所があります。
その中に「給与・公的年金等にかかる所得以外の住民税の徴収方法の選択」という欄があります。
「給与から差し引き」と「自分で納付」のどちらかに○をつけるようになっていますので「自分で納付」に○をつけましょう。
給与については平成29年から特別徴収が原則になりました。
しかし、ブログ収入は「雑所得」になるので、自分で納付する普通徴収ができるというわけです。
バレるリスクはゼロではない
ブログ収入の会社バレを防ぐ方法として、住民税を普通徴収にすることを紹介させていただきました。
しかしながら、この方法は100%の確証があるわけではありません。
その理由としては、以下の4つが考えられます。
- 住民税を分けれない自治体が存在する
- あなた宛の「特別徴収額の決定又は変更通知書」を会社が勝手に見る
- 雑所得の分が普通徴収として認められず、特別徴収として判断される場合がある(らしい)
- 役所のミス
①については「面倒だからやっていない」という自治体もあるそうなので、事前に区役所や市役所で確認しておくと良いでしょう。
②については会社側のモラル的な問題なので、まあ普通の会社じゃあり得ないので大丈夫でしょう、
③と④については、運としか言いようがありませんね(笑)
市役所の担当者も人間なので、人為的ミスが起こることだってあります。
住民税の増額が会社にバレたら
もし、なんらかの理由で会社側に住民税の増税があったら、対処方法を2つです。
- 正直に話す(退職覚悟)
- ふるさと納税だと答える
②については「ふるさと納税をしたために確定申告をしたから」と回答すればOKです。
ただ、これは人によって怪しまれるかどうかということもあるでしょう。
「確定申告をしました」の一言で切り抜けられたという人もいれば、問い詰められてバレたという人もいます。
嘘をつくのが面倒な人は、バレたら正直に言って辞めるという選択肢もありだと思います。
基本的にバレること可能性も低いですが、もしもの時の例として頭の隅に入れておくと良いでしょう。
あとは嘘をつくのが面倒だったら、正直に話して辞めちゃえばいいんじゃないかと。(元も子もない)
会社にバレる前に、申告の時期までに軌道に乗せて退職を目指すというのが最適かもしれませんね。
ふるさと納税の確定申告について…ふるさと納税はその年の12月までに行います。
ふるさと納税を行う際には納税方法にと「ワンストップ特例制度」を使わなかったのか聞かれるかもしれません。(相当疑り深い人だったら)
ワンストップ特例制度とは、ふるさと納税をした後に確定申告をしなくても寄附金控除が受けられる仕組みのことです。
これを選択しないと自宅に受領書が届くので、これと源泉徴収票を持って税務署に行って確定申告を行う必要があるからです。
雑所得の分をふるさと納税とするならば「ワンストップ特例制度を使わずに自分で申告した」というのが正解の回答です。

まとめ
今回は銀行員の方に向けた副業のお話をさせていただきました。
時間と場所を選ばず、PC1台、記事の執筆ならスマホ1台で出来る身軽さというのは、副業にうってつけなのではないかと思います。
銀行はどこも副業禁止なので、会社バレを気にする方も多いと思いますが、気をつけるポイントを押さえておけばバレる確率は下げることができます。
ただ、これも100%の保証はないので、やるなら「バレてもいいや」くらいの気持ちで早めに軌道に乗せるモチベーションにしてもいいかもしれません。
副業をやるかやらないかはあなたの自由ですので、ひとつの参考にしていただければと思います^^
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
海が近くにある大好きな街で、好きな時に起きて、好きなだけ働いて、好きな人とだけ過ごす...こんな自由な生活をしています。
今でこそストレスフリーな生活を送っている私ですが、つい最近までは普通の銀行員で家と職場を往復するだけの平凡な毎日を過ごしていました。
やりたいことはもちろん、これといって得意なことも、夢中で打ち込めるものもありませんでした。
では、私はどうやってここまでたどり着いたのか...興味がある方はよかったら私のプロフィールをご覧ください。
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